このページではフィボナッチの基礎を解説していきましょう。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55……と並ぶこの数列を多少先まで進めて考えてみると、
n番目の数字はn+1番目の数の約61.8%(黄金比)となるようになり、
n+2番目の数と比較すると38.2%に相当するようになっていきます。
前のページで少し触れましたが、フィボナッチ(・リトレースメント)は、
押し目買いや戻し売りを狙うために使うテクニカル指標で、
そのためにこの61.8%、38.2%という数字を使うことになります。
相場は波打って推移することになりますが、
その波の打ち方がこの61.8%、38.2%、さらに50%、161.8%といった
数字を使いながら相場を形成していくというのがフィボナッチの分析方法です。
実際のトレードの場面で考えてみましょう。
例えば1ドル=90円だったのが91円まで円安が進んだとしましょう。
このまま一本調子で円安が進んでいくことはまずあり得ず、
いったん戻して力を蓄えてからもう一度円安が進行していくことがほとんどです。
この時、一時的に91円まで行ったチャートもいったん戻してくるわけですが、
この押し目となるのが上昇幅である1円の61.8%、50%、38.2%のどれかになる、
というのがフィボナッチで投資する時の考え方になります。
ある意味、三択勝負ということになりますが、
押し目買い・戻り売りの判断基準として、一つのモノサシとして使うことができます。
フィボナッチには、フィボナッチ・リトレースメント以外にも、いくつかのパターンがあります。
【フィボナッチ・アーク】
直近の高値から安値、あるいは安値から高値までを直線で結び、
38.2%、50%、61.8%の地点で弧を描き、その弧の逆方向(今後の相場)にある地点では、
戻し・押し目が発生する確率が高いと見るやり方です。
【フィボナッチ・ファン】
こちらも高値と安値の間に線を結び、時間軸に水平な線、
レートの軸と平行な垂直軸とで直角三角形を作ります。
起点となった安値/高値から、この3角形の垂直軸に対して
38.2%、50%、61.8%の地点に向けて線を引き、
その延長線上がサポート・レジスタンスラインになるという考え方をする分析方法です。
このほかにも、フィボナッチ・エクスパンション、フィボナッチ・チャネル、
フィボナッチ・タイムゾーンといった使われ方もしています。
興味をお持ちいただけたら、ぜひ一度使ってみてください。