さて、フィボナッチ数列・黄金比が
なぜか自然界でのさまざまなシーンで通用する
“法則”になっていることについては、前のページでご理解いただけたかと思います。
そのフィボナッチが
なぜテクニカル投資で使えるのかということについて、続いて取り上げていきましょう。
テクニカル投資に共通する考え方は、
トレーディングに参加するプレイヤーの母数が一定以上の規模になっている以上、
そこには総体としての人の思惑が介在し、売られ過ぎ/買われ過ぎは是正され、
トレンドが生まれたらその流れに従って動くようになるといったものです。
であれば、自然界で広く散見される黄金比は、
自然界に存在する人間の思惑が相場を形作ることになる、
トレーディングの場面でも通用するだろうというのが基本的な考え方になっています。
テクニカル指標にはトレンド系・オシレーター系といった分類があります。
トレンドの継続状況や転換したかどうかの判断を行うために使う
移動平均線・MACDなどがトレンド系、
押し目拾いやトレンド転換のタイミングで逆張りをしていくタイミングを見計らう
ストキャスティクスやRSIといった指標がオシレーター系です。
トレンド系もオシレーター系もそれぞれにメリット・デメリットがあり、
1つの指標を単独で使うのではなく、
それぞれの弱点を補い合うような指標を組み合わせながらトレードに使う人も居ます。
私の先輩もその1人で、複数の指標でトレードするシステムトレードの効率を突き詰めている人です。
フィボナッチの使い方は次のページで取り上げますが、
トレンド系・オシレーター系のいずれにも当てはまらない考え方の投資スタイルですので、
上手く組み合わせて使うことで、新しい投資判断の軸となってくれる可能性があるのです。
トレンド系・オシレーター系に続く第三勢力とも言えるフィボナッチ。
トレンド系が今のトレンドが継続するか否か、
オシレーター系が反転するタイミングをつかむために使われているのに対して、
フィボナッチは値動きの幅を見るために使われます。
トレード経験のある人なら、「半値戻し」といった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは大きな陰線を付けて引けた後には、
おおよそ下落した分の半分程度の水準までは戻してくるということを経験則から導いて
言われるようになった専門用語ですが、
この「半値戻し」などを数学的(?)に分析するために使われるのがフィボナッチなのです。