いよいよ実際のチャートにテクニカル指標を当てはめて、
どの程度有用なものなのかと検証していく企画もこれが最後の5日目になりました。
なかなか短いスパンで分析すると、
分析に使う分足が少ないために分析がしづらいところがありましたので、
最終日の今日は、これまで使っていた
10分足のチャートを5分足のチャートに変えてみました。
それでは5日目のチャートを見てみましょう。

この日も大きく2つの局面に分けることができます。
キレイな上昇相場を描いていた①前半部と、
大きく値を崩して下降局面に突入した②後半部です。
そのあとにはもち合い気味に相場が推移し、
次の大相場に向けて力を蓄えているようですが、
ここでは対象時間外となるので割愛させてもらいます。

例によって①の前半の上昇相場については、
比較的キレイにフィボナッチによる分析が通用しています。
また、なかなかこの手のテクニカル指標を使ったトレードでは、
細かな売り買い注文を重ねて、小さく稼ぐを積み上げていくようなトレードにあった指標は
なかなかないものです。
ですが、フィボナッチではサインが出てから売り買いするというよりも、
先回りして相場の動きを読んでいくような使い方をします。
ですから、こうした局面でも、
売り買いのチャンスをほかの指標よりも増やしやすいという特徴があると言えるでしょう。
一方で、後半部分については、
フィボナッチが通用しないほどの勢いで売りが進んでいますので、
フィボナッチの売りサインを見つけるのが難しい状況となってしまっています。
最初の急落後に少し戻した時には、フィボナッチのルール通り、
38.2%付近までは値を戻してきています。
しかし、そこをピークにした次の下降局面では、
なかなか基準となるポイントを見つけられず、
投資のチャンスを逃してしまうことになります。
最終的に10時過ぎごろから少し値を戻してくるのですが、
ここの時点では、どの時点の高値・安値を基準にフィボナッチを使えば良いのか、
分かりづらい状況になっていると言えるのではないでしょうか。

以上のように、フィボナッチを実際の相場に当てはめて分析してみる、
というのを5日間続けさせてもらいました。
私自身もまだフィボナッチには不慣れなところが多いので、
習熟されている方にとっては使い方がおかしいところもあるのでしょうが、
ひとまず此処までやってみて、いろいろと感じたフィボナッチのメリット・デメリットについて
次のページで考えていきたいと思います。
ここまでご覧いただけたようでしたら、もうしばらくお付き合いください。